中国では,特定の業種に関して,ちょっと変わった収税システムが採用されています。それは,脱税を防ぐためのものなのですが,一体どんな方法だと思いますか?
 それは,「市民に協力してもらう」 という方法です。……って,市民が税金を集めるのでしょうか?それでは給料を払ったりして大変ですね。
 あるんです。市民が協力したくなる方法が。私も外国人ながら喜んで協力させてもらっています。それは何かと言うと・・・
発票1

 これです。「定額専用発票」と書かれていて,娯楽業,代行業,旅館業,飲食業,旅行業,広告業などで使われている収税システムです。
 簡単に言えば,売り上げに応じた税金を店の経営者に払わせるシステムです。…って,別に他の国と同んなじじゃあ…って思います。
 でも,払わせる方法がちょっと変わっています。まず違うのが,先払いシステムってことなんです。つまり,お店にこの券を売り上げを見込んだ額だけ買わせるのです。電気代もガス代も先払いのこの国では珍しいことではないんですが,税金まで先払いとは驚きです。
 そして,お店はお客から代金をもらった時にこの券を出さなければなりません。すると,必要な券がなくなっていくので,またそれを補充するためにお役所から券を買うということになります。
 じゃあ,お客に黙っていれば券を追加して買わなくてもいいんじゃないでしょうか?
 ここからが市民の出番です。つまり,この券が市民にとって,とっても魅力的なものであればいいんです。そうすれば,みんなが積極的にこの券を要求するので,お店は必ず追加して買う必要が生じます。
 そして,その魅力とは,この券が ”くじ” になっているということなんです。
例えば,飲食店で何かを食べてお金を払う際に”ファーピャオ”と言います。すると,お店側は金額に応じてこの券をくれます。この券の右下にスクラッチがあるので,それをただちにこすります。すると…
発票2

 残念!これはハズレです(「収税にご協力いただき光栄です」みたいなことを書いてます)。でも,もしここに金額が書かれていたら,キャッシュバックしてもらえるんです!
 賞金には,5元,10元,100元,500元,1,000元,3,000元の7種類あり,500元以下ならその場でもらえて,1,000元以上はお役所からもらえます。
 ちなみに私は,これまでケンタッキーで5元が3回当たりました。いずれも12元以下の支払いだったので,半額近く戻ってきてすごく得した気分でした。他の店ではまだ当たったことがありません。友人もケンタッキーではよく当たっていると言っていました。
 ただ,この収税システムにも問題があり,小さな飲食店などはこの券を出し渋ることが多く,知らない振りをしたり,堂々と,「ないよ」と言ったりします。それに,この券の存在すら知らない市民もいるようで,なかなかうまくいってないのかもしれません。
 とはいえ,市民にとっては小さな楽しみでもあります。私もけっこう楽しみにしています。(高額の支払いをしても当たらないのが不思議ですが)。もし旅行とかで飲食店や旅行社,娯楽場(それに多分ホテルも)なんかを使ったら,”ファーピャオ”って言ってみてください。当たるかもしれませんよ♪

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