さて、前回は良い「中介」を探すことを考えました。とはいえ、基本的な知識がなければ、中介が紹介している内容も理解できず、それがお得な物件なのかも判断できませんので、今回は物件を探す上で必要な基本的知識をまとめてみました。
 賃貸物件探しで知っておくべき基本知識は次のような点です。
1.広さ … 平米(㎡)で表わします。「要多大面积?」とか「多平方?」と聞かれたら、「広さはどれくらいのがいいのか?」という意味です。間取りについては別に書きますが、40~70㎡だと、1LK程度、70~90㎡なら2LDK、100~130㎡で3LDKという感じです。ロフト物件は、総面積で書かれるか、「60㎡×2」などと書かれることがあります。
2.階数 … 「3/7」などと書いてありますが、「7階建ての3階」という意味です。エレベーターのある高層マンションと階段のみの低層マンションに分けて、それぞれ「高层」「多层」と呼んだりします。低層マンションの場合、最上階(顶楼)は夏が暑く、1階は夏涼しく冬寒いのが特徴です。
3.構造 … 「2―1―1」とか「两室一厅一卫」などと表記され、通常、寝室、リビングやダイニング、トイレシャワー室の順に書かれます。この場合、寝室2部屋、リビング、トイレシャワー室1つとなります。真ん中の数字は1か2で、2になるとリビング(客厅)とダイニング(食厅)があるという意味です。最後の数字が0と書かれていると、共同のトイレということになります。
4.内装 … 「豪华 / 高档」「精装」「简装」「毛坯」などと表記されます。それぞれ、「豪华 / 高档」=豪華で高級感のある内装、「精装」=ゆき届いているが高級とまでは言えない程度の材質の内装、「简装」=簡素な内装(コンクリート打ちっ放しのこともある)、「毛坯」=何も手を加えていない(つまり水道など必要な設備さえない場合もある)という意味になります。程度にもよりますが、簡素な生活に慣れている人でない限り、「简装」以下は手を出さないほうが無難です。「精装」以上でも幅があり、極めて「简装」に近いものから、ほとんど「豪华 / 高档」と言えるほどのものまで様々です。内装というのは、壁や天井の装飾、電灯器具やシャンデリア、ドアとその周り、厨房やシャワー室の器具やタイル、据え付けの棚やクローゼット、そして床(通常は石や大理石で、「木地板」とあれば木のフロリーングということです)のことを指しています。
5.家具・家電 … 中国で家を借りる時、おもしろいのが、家具家電付物件があるということです。家具というのは大抵、ベッド、ソファー、ソファーテーブル、ダイニングテーブルと椅子、テレビ台、クローゼットを指します。家電には、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンが含まれます。とはいえ、「家具家电」と書いてあっても、上記のすべてのものがあるという意味ではありません。何があるかは必ず確認しましょう。「齐全」とか「全配」と書いてあれば、ほぼすべて揃っているか、必要なものを大家さんが準備してくれるということになります。その代わり、そういう物件は敷金が高くなります。特に、新品の大型エアコンや大型プラズマテレビなど高級家電が揃っている場合、敷金だけで数千元以上になる物件もあります。反対に、「空房」というのは家具家電は何もないということです。
6.ガス設備・暖房設備 … こちらではよくガス設備と暖房設備の有無が並記されます。それぞれ、「天然气」と「暖气」と書きますが、両方ある場合はよく「双气」と書かれたりします。「暖气」は以前の記事にも書いた通りお湯を使った全館暖房のことで、毎年11月15日~翌年3月15日まで供給されます。暖气の費用は10月に支払いますが、総面積×市の規定費用なので、面積が広い家を選ぶとその分高くなります。
7.管理費 … 「物业费」と言います。物件の属する団地によって異なりますが、大抵共用部の整備費や清掃費、ゴミ処理代、エレベーターがあるならその使用料などが含まれます。ですので、水道やガスなど何か小さい修理が必要になった時、物业部(管理部)に言えば、タダで直してくれるマンションもあります。エレベーターがある物件では100元/月以上、低層物件では30元/月程度が普通です。会社の家属楼(家族寮)の場合はとても安く、20元/月程度でしかも水道代が固定で15元/月という物件も少なくありません。
8.その他 … 物件によっては「24小时供热水」と書かれていて、つまりは物件全館で温水シャワーがいつでも供給されているものがあります。もちろん流量で費用を計算されますが、ガスで沸かすより安いです。あと、シャワーはガスと電気の2種類が一般的ですが、ガスの場合はいつでもすぐに温水が出るのですが、相当良いものでなければ温度調節が難しく不安定なことが多く、電気の場合はタンクに貯めた水を沸かして使うので沸かすのに小1時間かかり、温度は安定していますが容量が大きく(例えば2,000ℓ以上)でなければ、2人目は途中で足りなくなると思います。
 長々と書きましたが、ざっとこんなところでしょうか。これらを知っているのといないのとでは、物件選びや交渉に格段の差が出ます。特に、関係する用語を中国語で確実に理解できるようにしておくのは大切です。
 基本知識を身に着けたら、次は物件の良し悪しの判断です。相場なども把握しておきたいですし。次回以降はそうした点も取り上げていきたいと思っています。
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