今年日本でもデング熱に罹った人が出て騒がれていますが、中国はもっと大変なことになっています。
 中国国家衛生計生委員会が今日付で発表した10月8日までの統計によると、今年中国全土でデング熱に罹った人はなんと2万7219人、死亡した人が6人に上ったとのことです。
 中国語では「登革热」と言うこのデング熱、統計によると2011年が数十例、2012年が百数十例だったのに、去年2013年から千例以上に急増し、今年は去年の5倍以上に達しています。そして、流行のスピードも速く、9月末からは1日に1000人以上が感染しているそうです。
 感染例の90%近くは広東省で、特に省都の広州市が感染の中心だそうです。その理由の一つに広州市の環境がありますが、広州市は温暖で雨が多く、なおかつ森林面積率は41.96%、緑化面積率が41.0%で、一人当たりの公園緑地面積だと15.8平方㍍もあり、容易に水が溜まる場所が多いため、蚊が生息するのにうってつけな環境なんです。
 特に、蚊が最も活発になる気温は25-30℃と言われていますが、広州市では今年は秋に入っても25-30℃の範囲内の日が多いので、蚊の活動が収まらないみたいです。
 代々木公園みたいに大規模な薬剤散布もなされていますが、すでに抵抗力を備えた蚊も出てきているらしく、なかなか駆除もすすんでいないようですね。
 西安は広東から遠いからといって安心できません。今年の秋は西安も例年より暖かいか、暑い日さえよくあり、蚊もよく見かけます。そして、学生の街なので、この国慶節の休みに帰省などで広東地方に出入りしている人も大量にいます。
 厚手の服や肌の露出の少ない服を選んだり、茂みなどの近くを避けたりして、くれぐれも蚊に刺されないよう用心しましょう!